海外に引越しする場合の輸送方法と、確認すべきポイント
留学や赴任、あるいは移住をきっかけに海外への引越しをする場合にも、既存の大手引越し業者や宅配業者のサービスを利用して家財の運搬が可能です。
海外に家財を搬送する際の方法は、
- 船便か
- 航空便
という2つのどちらかしか選択方法がありません。
船便を選択すると安く家財を運ぶことができますが、新居への到着までに1か月半~2ヶ月程度がかかる場合が多いことがデメリットとなります。
反対に航空便は2週間前後で新居に家財が届きますが、船便よりも料金は高くなります。
それぞれの事情に合わせて、どちらのメリットを取るかを検討すると良いでしょう。
国内で大手と呼ばれる業者は海外への引越しに対応しています。
- アート引越センター(自社スタッフ)
- アリさんマークの引越し社(提携業者)
- サカイ引越センター(自社スタッフ)
- 日本通運
- ハトのマークの引越しセンター
- クロネコヤマト(自社スタッフ)
海外への引っ越しは荷物から書類の記載まで手続きが多いので、全ての手続きを一任できる業者にお任せすることをお勧めします。
海外への持ち出し禁止荷物
各国への持ち出しが禁止の荷物もあるので確認しておきましょう。
- 危険物等(火薬類・ライター等の可燃物類・ガス缶や電池等)
- 植物や動物等(種や植物、土、ペット等)
- 書籍や海賊版等(ポルノ雑誌や海賊版の書籍等)
- 運搬車両等(自動車やバイク等)
それ以外にも、引越しする国によって持ち込み禁止の荷物があるので、事前に確認が必要です。
日本と海外では電圧が異なります。
次に、海外の新居に持って行く家財を事前に選別するということも重要なポイントです。
家電の場合、海外ではそのままコンセントに挿して使用する場合には変圧器が必要となるケースが多く、結果としてその国に対応している家電を買い直すことになったという方も多いです。
輸送にかかるコストと比較して安く上がる場合には、現在使用中の家電を売却して新しい家電は現地調達するという選択が有効です。
また、せっかく輸送した家具が大きすぎて玄関や廊下、あるいは階段を通過できずに処分せざるを得なくなるということもあり得ます。
そうなってしまっては時間とお金の無駄遣いになりますから、事前に新居の扉や廊下の幅と高さを調べておき、運び込めそうにない家具はそのまま日本に残すか、処分しておきましょう。
逆に、家財だけといった大物荷物のみを運びたい場合は、国際輸送専門の業者を選ぶ事も費用面から見て候補に入れておきましょう。